【インタビュー】考え、進化する高卒ルーキー ~湊 亮将(みなと あきのぶ)~(7月1日 香川オリーブガイナーズ)

先日、2016年前期シーズンの四国4県MVPが発表され、香川オリーブガイナーズのチームMVPには19歳になった湊亮将が選ばれた。
香川県出身のガイナーズ選手が受賞するのは2013年前期の田村雅樹以来。
開幕時には「坊主頭」でまだ幼さが残る印象だったが、いまでは髪も伸び、「少年」から「青年」に進化したように見える。
前期が終了した現在の成績は、規定打席に1打席足りなかったものの2割9分6厘。これが規定打席を満たしていれば、リーグ6位という受賞に恥じない立派な成績だった。
シーズン前には「打率を意識していきたい。」と目標を語っていた湊選手。意識したように高打率を残せたものの、高校野球レベルとは全く違うと感じた独立リーグでの野球。高校野球とプロ野球との違いを感じた部分や、今の心境を語ってもらった。
「高校のときの投手は、ストレートでも手元で落ちたり球威と伸びがなかったりしていたが、四国アイランドリーグplusで対戦したピッチャーは、捉えた!と思っても差し込まれたり詰まったりして打ち取られてしまう。実際、そこまで押さえ込まれると思っていなかった。」
バッターボックスに立って感じた比較にならない投手の球の速さ、勢い、変化に戸惑った。
守備に就いても、飛んでくる打球の速さに驚いた。
「一歩目が大事!」
智勝コーチから開幕前の練習時から言われて頭に入れてはいたものの、思いと裏腹に体が動かず、「チームの投手陣に迷惑をかけてしまった。」と反省する。
―――経験不足
何事においても、高校の時とは全く違う。ガイナーズの先輩たちの野球に対する真摯な態度も、初めて味わう経験だった。高校までは、ヒットが出たら、よし!と単純に喜んでいた。
でも、ここでは違う。
先輩たちはヒットを打っても、自分のスイングができなかったり、ポイントが悪い打ち方だったら、ヒットにカウントしていない。そんな先輩たちの姿をみて、野球についてより深く考えるようになってきた。
今までは考える事がなかった。金属バットなので、力任せで振ってもヒットになっていたからだ。しかし、木製バットに替わってそれだけでは通用しないことを体感した。
プロとの違いは技術面だけではない。
今までに経験したことがない試合数、反省や修正を待ってくれない連戦。前期の11連戦のとき、7試合目で、体が悲鳴を上げた。
「体力をつけないとダメ。自分には走る体力、基礎体力がないと思う。」
疲れはプレーを悪くし、集中力を失わせた。
この試合のない期間、体力増強とともに高校時代と同じくらいまで体重を落とし、切れのある体づくりを目指している。まずは四国IL選手として通用するための体づくりも怠れない。
7月末から後期が開幕する。
「前期の試合を観に来てくれていたファンの人が、後期になって湊は何か変わったぞ、と思ってくれるようになっていたい。」
地元ということもあり、家族や親戚、友人たちが球場に足を運んでくれている。父親は、自分が野球経験者ということもあり、応援してくれつつも、息子のプレーを客観的に観て、良いところ悪いところをアドバイスしてくれる。母親は、息子の調子が悪いと悩んでいると思った時は一切、野球の話はしない。休みの日は、お兄さんの子供と一緒に、バッティングセンターに行き、汗を流す。
家族の愛が、湊選手を成長させてくれる源となっているようだ。
湊選手が思う【プロ】とは?
「自分がしなくてはいけない事をあたりまえのように出来る。自分の調子を冷静に判断できて、スランプの時でも克服できる。自分のスタイルを持たないとダメ。」
シーズン前は、言われたことをしていた。でも今は、アドバイスをされた事にどんな意味があるのかを考えるようになった。
NPB3軍の選手と対戦し、その振る舞い・プレーを見て、自分がどういう選手なのか?どういうプレーをしたらいいのか?ということが分かっていないことも痛感した。
目の前に迫る、後期からの試合では「レギュラー定着したい。でも、実力不足。チャンスをもらった時は、結果を残したい。」
6月、各チームの主力が選抜される北米遠征の選手には選ばれなかった。
その悔しさをバネに湊亮将は考え、進化する。
後期へ向けて、
・スイングスピードを上げる。
・スタンス修正を意識して、体が腰から回るようにしっかり振り、飛距離を伸ばす。
・守備では、バットの軌道によって、飛んでくる場所ことを頭に入れて、1歩目を誰にも負けないくらい速く動く。
・送球を直す。
などを目標に掲げる。
後期、プロ選手「湊 亮将」がどこまで進化するかが楽しみで仕方ない。
(記事:木村 美香)
インタビュー協力:
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