【プレビュー】3月19日、20日 高松ファイブアローズVS金沢武士団 ここに注目!(3月18日 高松ファイブアローズ)

ターキッシュエアラインズbjリーグ2015-2016 Regular season 23節
高松ファイブアローズVS金沢武士団
3月19日(土) 19時ティップオフ
3月20日(日) 14時ティップオフ
@ジップアリーナ岡山(岡山市

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最下位広島を今の実力差通り2連勝で片づけて11勝29敗。順位を1つ上げて10位となった。
若手の中でアピール成功は広島戦がデビューとなった林りん太郎。
2試合平均で10得点と首脳陣へ猛アピール。福原弦も12日の試合で5本のシュートをすべて沈め、15得点を挙げた。
一方で出場が15試合の堀田、出場時間が減ってきている貝沼は緩めていい立場ではないはずなれども両者とも最高で5得点にとどまり、明暗を分けた。
今週は、岡山ホームで金沢武士団と対戦。金沢は7位ながら、貯金4つ。上位とも(5.5ゲーム)下位とも(8ゲーム)ゲーム差があり難しい立場となっているが、1つでも勝てば8位以上が確定しプレイオフ進出が決まる。

〇高松ファイブアローズのここに注目!
前回対戦時(1月30日、31日)は作戦立案を担っている庄司アシスタントコーチ合流直後で悪い流れを引きずったまま対戦しており、今とは戦い方が随分と違う。
違いは外国籍選手の役割の明確化とディフェンスの整備だ。
プレーエリアを広げすぎず、リバウンドへの集中が役目として固まり、ケントとウィリアムズは成績が向上してきている。
ジョンソンは若さ故かまだ強引なプレーが多いが、40分間通して(ベンチにいるときも)役を果たすことができれば、もともと強かったゴール下はより強固なものになる。
ディフェンスでは整備が進むにつれてベテランがよみがえった。
高田、菊池が高い位置から積極的なプレスをかけるディフェンスは小さいガードがボールを運ぶチームを大いに困惑させ、ボールが落ち着かない状況を作るのに一役買っている。
練習の改善がうまくいっているのか、最後までスタミナも持つようになってきている。
2人の190センチ台が入ることで、シューターはどうしても早打ちになって確率が上がらず、結果相手の得点を押し下げている。

〇金沢武士団はこんなチーム
新規参入1年目から勝率5割以上、プレイオフ進出秒読みと快調にとばしているのはHC鈴木の手腕によるところが大きい。
元bj3P王であったHC鈴木は逆境に強く、少ない戦力をまとめ上げる名手。その実力はいかんなく発揮されている。
年が明けてからは特に快調。滋賀に2つ負けた以外での連敗はなく、琉球や浜松からも勝ち星をもぎ取った。
攻守の中心はジーノ・ポマーレ、アンドリュー・フィッツジェラルドのC/PFを担う2人。安定したリバウンド力を見せる。
日本人では岡山ホームへ2年前に所属していた小寺 裕介が帰ってくる。5.5得点にとどまるが、成功率は44.3でリーグ2位。思い切りのよさと鋼の心臓は相変わらず。
クラッチタイムで危険なプレイヤーだ。

勝ってプレイオフ進出を決め、引導を渡したい金沢、ホームで決めさせたくない高松の対戦。ちなみに金沢は下位チームへの取りこぼしが一つもなく、逆に上位チームへの連勝は1度もないという、実に順位通りの試合をする稀有なチームでもある。インターカンファレンスでの負け越しがなければ、上位争いに食い込んでいた可能性も高い。
金沢の負けパターンは、ポマーレ、フィッツジェラルドのどちらか、または両方が機能していないとき。ケント、ジョンソンのゴール下で優位に立つことができれば5分以上の戦いが望める。
金沢のプレイオフ進出阻止なるか?

(記事:上溝 真司)

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