【ゲームレポート】2016明治安田生命J2リーグ第3節「カマタマーレ讃岐vsVファーレン長崎」マッチレビュー(3月13日 カマタマーレ讃岐)

2016313日(日)2016明治安田生命J2リーグ第3
カマタマーレ讃岐22(前半02)Vファーレン長崎
得点:後半7分・仲間 隼斗、後半43分・武田 有祐
Pikaraスタジアム 1604K.O
天候:曇のち雨、無風、気温11.8、湿度56% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:柿沼 亨 観衆:2,452

カマタマーレ讃岐公式戦初出場を果たしたFW18ミゲル_R
(カマタマーレ讃岐公式戦初出場を果たしたFW18ミゲル)

2連勝とスタートダッシュを切った2016明治安田生命J2リーグ2位のカマタマーレ讃岐は3月13日(日)、これまで対戦成績3分1敗とまだ勝ちがないVファーレン長崎との東京ヴェルディとの第3節をホーム・Pikaraスタジアムで戦った。

前半はVファーレン長崎の前に防戦一方だった

カマタマーレ讃岐。前半12分にシュートのこぼれ球を押し込まれ今季初の先制点を許すと、続く前半44分にも右サイドからのクロスをフリーでシュートされ2失点目。前半、Vファーレン長崎がシュート12本を放ったのに対し、カマタマーレ讃岐はわずか1本と内容でも圧倒されたまま45分間を終えた。

後半開始から北野誠監督が動く。「残り45分間を死に物狂いで臨もう」と選手たちを激励すると、カマタマーレ讃岐での初公式戦出場となるブラジル人FWミゲルをDF藤井航大に代わり投入。「切り替えて攻めの姿勢を出せた」(FW馬場賢治)気迫の集結は、後半7分、右サイドからのクロスからミゲル、FW木島徹也が絡み、最後は「前に行こうという気持ちがゴールにつながった」カマタマーレ讃岐J2リーグ参入初の3試合連続ゴール、J

2得点ランキングトップタイとなるMF仲間隼斗のループシュートにつながった。

Vファーレン長崎のカウンターをGK清水健太のナイスセーブ連発でかわしながら、さらに同点へ向け攻勢を強めるカマタマーレ讃岐。DFエブソンも最前線に上げた後半41分、ミゲルの頭ですらしたところにエブソンが飛び込んだところで相手DFはたまらずファウル。カマタマーレ讃岐はPKを獲得した。

キッカーはミゲル。これは相手GKのセーブに阻まれたものの、混戦から頭で飛び込んだのは「(仲間)隼斗と2人で入っていこうと言っていた」右SB武田有祐。後半43分での同点劇に、Pikaraスタジアムからは歓喜の声が沸きあがった。

アディショナルタイム5分も含めた激闘は結局2対2のドロー。「これからもチームの力になりたい」ミゲルの想いとプレースタイルをチーム全体が理解したことが開幕3戦負けなし。昨シーズン終盤から8試合連続負けなしの記録を呼び込んだ。

この引き分けによりわずかに順位を落としたものの、3位を保っているカマタマーレ讃岐の次節・第4節は4位のザスパクサツ群馬と対戦。3月20日(日・祝)14時から正田醤油スタジアム群馬でのキックオフとなっている。

また、次回のホームゲームは3月26日(土)13時から。Pikaraスタジアムで昨年14位の徳島ヴォルティスを迎えての「東四国クラシコ」となる。昨シーズンは1分1敗に終わった宿敵との対戦で初勝利をあげれば、ますますチームは勢い付くはず。混戦の明治安田生命J2リーグで旋風を巻き起こす存在となり続けるために、カマタマーレ讃岐の「攻撃サッカー」によりいっそう期待したい。

(記事:寺下 友徳)

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