【ゲームレポート】奮闘のウィリアムズ見殺し。ファイブアローズ奈良に敗れ4連敗。(11月1日 高松ファイブアローズ)

ターキッシュエアラインズbjリーグ2015-2016 Regular season 第5節第1試合
高松ファイブアローズ60-73バンビシャス奈良
@善通寺市民体育館 10月31日(土)

TOP1

「ソフトに入ると負試合になってしまう」
コーチから、選手から、試合後口をついて出てくるのはそんな言葉だった。

分かっているのなら、なぜ、変えられないのか?ーーーその疑問が試合後のインタビューを終えても釈然とせずに残る。
序盤は奈良も高松もシュートが入らず、流れが非常に悪かった。1Q最初の得点まで約2分を必要としたのを皮切りに、2Qでは開始直後のケントのダンク以降約5分半、フィールドゴールは1本も入っていない(フリースローは4本)。
2Q残り2分を切ってからベテラン高田が見せた奈良の包囲を強引に切り裂くドライブ&バスケットカウントでモメンタムを掴みかけるがすぐにペースダウン。さらに、せっかくタイムアウトを取っても次の1本が決まらない。
第2Qが終わった時には10点差がついた。
1031-2

第4Q残り4分30秒にはウィリアムズの個人技で奈良の外国籍選手から立て続けにファウルを貰ってエース格ヒンクルをコート外に追い出すことに成功し、足を痛め気味でベンチへ下がったフロアリーダー鈴木(達)もいない絶好の状況を作り出した。にもかかわらず、もうひと勝負という追い上げムードを作り出すことができない。多くの選手が自らボールを呼ぶことなくウィリアムズの突破をただ見送っていた。
結局2Q以降一度も1ポゼッション差以内に縮まることなく13点差の負けとなった。

今年の高松ファイブアローズが見せる脆さは、意図しない方向に流れた試合でカムバックできないところだ。
広島、奈良といったポロポロと試合中に何度も隙を見せる相手に点差をつけられて負ける。今高松があまりいい状態でないと言わざるを得ない。

けが人が多く、なかなか練習でも状態を上げて行くことができない中ではあるが、「自分を犠牲にしてでもチームとして戦わないと」と高田は言う。
開幕時に「味方を活かせるようにしていきたい」など裏方を辞さずと語っていた高田が7得点で日本人最多得点。それだけ外のチームを知り、高松へ戻ったベテランはこの日のチームに危機感を感じていた。
勝利を狙うことにフォーカスされた集団へとなるよう、各々がしっかりと役割を果たさねばならない。

イースト首位の新潟でチーム得点王だったヒンクルを相手に、むしろ押し込んで18得点を挙げて見せたウィリアムズの個人技術は高い。それを生かすために高松は一段上の力をチーム力をつけなければいけない。
1031-3

〇伊藤コーチ:
ソフトに入った出だしが響いてしまった。1Qの入りをソフトに入ると負試合になってしまう。
滋賀戦でもから回ってしまって、切り替えが効かずルーズボールを追わなかい。
なあなあにならないよう注意しているつもりだが、いつの間にか選手も私もぬるま湯につかってしまっているところがあるのかもしれない。
菊池や高田のベテランがリバウンドを必死に取りに行ってくれたのは今日の良かったところ。
J(ウィリアムズ)が一人奮起していたが、周りがソフトすぎて助けられていなかった。
見ている皆さんに面白いバスケットを見せることができなかった。
もう一度気持ちの面からも変えていかなければ。
カツオ(鈴木、この日)に関しては、ここまで8試合得点も挙げ、切れあるドライブもしっかりできていた。今日悪かったからと言って替えていては進歩がない。
ポイントガードとして経験値を上げて貰いたい。

〇高田秀一選手:
流れがいい時に自分たちで流れを手放して。
自分を犠牲にしてでもチームとして戦わないと、単発単発ではだめ。走って速い展開のバスケットをしないで、奈良のテンポに合わせてしまった。

〇ジャーヴィス=ウィリアムズ選手:
修正点は確認できたし、明日はもう少しテンポを上げてアグレッシブにしていかなければ。ヒンクルや外国籍選手がのファウルがかさんでいるのは分かっていたので、第3Qからはコーチからもどんどんアタックしていいとの指示だったので、ファウルトラブルにしていきたいというのはあった。
イージーショットを外してしまったり、行けたドライブでパスを選択したりと反省点はある。もっといいプレーができる。

高松 TEAM 奈良
14 1Q
12
11 2Q 23
16 3Q 17
19 4Q 21
60 合計 73

(高松:ウィリアムズ 18得点フリースロー10/13、高田 7得点8リバウンド)

(奈良:ヒンクル 17得点、リチャート 13得点12リバウンド)

(写真:山中大地 記事:上溝真司)

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