【プレビュー】6月21日 Vファーレン長崎 VS カマタマーレ讃岐 ここに注目!

明治安田生命J2リーグ 第19節
カマタマーレ讃岐VSVファーレン長崎
6月21日(日) 18時試合開始 @県立丸亀競技場

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焦熱のデーゲーム、東四国クラシコは2-2の引分け。消耗戦から最後の打ち合いまでスリリングなゲーム、追いついて引分けに持ち込んだことが大きい。先行された試合で今季初めて追いついて見せ、反発力があるところを見せた。
さて、今週はホームにVファーレン長崎を迎えてナイトマッチ。3連敗中の7位長崎はプレーオフ圏内争いのためにもどうしても勝点が欲しいはず。今年は下位まで順位が接近している為、讃岐も混戦の中で気が抜けない。
熱いナイトマッチとなりそうだ。

〇カマタマーレ讃岐のココに注目!
アンドレア選手は先週今季初アシストをマークした。ここ数試合ワントップ気味のFWとして起用され、奮闘が続いている。もともとは守備系の選手だったことを考えれば、変わる役割に応じて変化してきた、讃岐で最も成長している選手かもしれない。
最大の武器は強靭な体幹と馬力ある足腰によって生み出されるボールキープ力だ。ひとたびアンドレア選手にボールが収まれば、走り合いになるのを恐れて相手DFも飛び込みづらく、また、よしんば飛び込んだとしてもウエイトの乗ったチャージでなければ姿勢を崩せず、むしろ自分の態勢を悪くしてしまう。
ロングカウンターが武器の讃岐にとっては、最前線でほかの選手が上がってくるのを待てるアンドレア選手は攻撃の生命線だ。惜しむらくは、他チームに中長距離シュートやクロスを「打たされて」しまっている点。脅威と認識させるためにも迫力のある得点シーンがアンドレア選手には必要だ。

〇Vファーレン長崎というチーム
3連敗も、金沢と磐田相手の0-1敗戦は、悪い試合をしているわけでなく、また先週はワントップのエース、イ=ヨンジェが韓国代表出場のために欠場していたことを考えれば不調とはいえない。依然上位の、攻守に優れた強豪だ。
ヒントは同じく0-1での敗戦となった熊本との試合から探してみたい。カウンターが出た時の守備時に中に集まる傾向があり、中にポイントを作るられると外が疎かになりがちな様子。讃岐は中から外に捌き、外からのクロスやドリブルで勝負を仕掛けたい。
一方攻撃では、監督高木も現役時代に得意としたクロスに高いFWイが競り、そこをからの展開を武器とする長崎。強力だが、サイドが手詰まりになると次はロングシュートという、悪く言えば一本調子でバリエーション・柔軟性に欠ける攻撃となってしまうあたりが欠点といえそう。

サイドのポジション争いに勝ち、長崎の流れを断ち切れるかどうかが注目ポイント。讃岐サイド勢がサイドハーフを押し込んで、攻撃参加を遅らせることができれば長崎の脅威は半減するためだ。
今回から涼しい夜の時間帯となる。最後まで集中して長崎を封じ込めてもらいたい。

(記事:上溝 真司)

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