【ゲームレポート】ファイブアローズ3連勝!ウッドベリー33点、兒玉主将、発奮促すアタック(10月7日 香川ファイブアローズ)

2019-20 B.LEAGUE2部 第3節2試合目
香川ファイブアローズ 79-67 アースフレンズ東京Z
@高松市総合体育館 10月6日(日) 13時 試合開始
(記事:上溝真司)

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(写真:4Qフリースローを決めて力強く天を指さすウッドベリー)

ウッドベリーと兒玉主将がチームを勝利へ導いた!

10月6日、香川ファイブアローズはアースフレンズ東京Zをホームに迎えての第3節2戦目を終盤の逆転劇で3連勝。今季4勝2敗で西地区2位へ躍進している。

1Qからどちらもミスが目立ち、落ち着かない展開の中迎えた4Q、一時は7点ビハインドまで差が広がるも兒玉のミドルシュート、ウッドベリーの3点シュートで4分手前で62-64の2点差に。
6分40秒、コッツァーのゴールで追いついき、ウッドベリーのこの日25点目となるフリースローで逆転。残り1分30秒となって69-66の3点差に追いつかれた場面では、ターンオーバーしてしまった直後の東京Zのパスを兒玉が奪い、ウッドベリーがフリースローの2得点へ繋げて東京Zの反撃を断った。
4Qはウッドベリーと兒玉の2人舞台。ウッドベリーは33得点中16得点をここで稼ぎ、兒玉も4Qで15得点中8得点。2人合計14本のフリースローを13本決めた勝負強さはさすがの一言だ。
最終スコアは79-67。コッツァーはゴール下でどちらに流れてもおかしくない試合に落ち着きを与える16リバウンドと、8本のFG全部を決める16得点を挙げた。

今季1年目ながら主将を務める兒玉は、4Q劣勢からのスパークについて、「どうしてもチームがウッドベリー選手に頼ってしまって、それではいつか止まる。(自分も含めて)日本人選手がもっとアタックしないといけないと思った。」と自分のプレーで他の選手へも発奮を促している。

今季のファイブアローズは仕掛けが早くなっており、また、愛媛や奈良、今節の東京Zと比較的仕掛けの早いチームとの対戦が続いたのもあって観ていて攻守ともに昨季と比べられないくらいスピード感がある。
その先頭を駆けるのが、外国籍選手も振り切るスピードスターでかつミスの少ない兒玉と、攻撃の引き出しが多彩でファウルでとめてもフリースローで得点を伸ばすウッドベリー。この二人の”ダイナミック・デュオ”は現時点でB2屈指であることは疑いないし、今後のチームケミストリ次第ではその上の”最良”すら見えてくるにちがいない。

最良へ、キーになるのは「日本人選手のアタック」。守備でのハッスルは当然のこととして、児玉、ウッドベリーへのマークを分散させうる”アタック”をもつこと、ファウルトラブルやリフレッシュの時間にゲームを壊さず時間を稼ぐことができるベンチメンバー。これらがあればさらにダイナミック・デュオは輝く。

ファイブアローズは来週10月13日(日)・14日(月)はアウェーでチャンピオンチームである信州ブレイブウォリアーズと、10月16日(水)は昨季プレーオフへ進出した熊本ヴォルターズとホームで戦う。
シーズン序盤、周りに「予想を裏切られた!」と快哉を挙げさせうるポテンシャルが、ファイブアローズには確かにある。ダイナミック・デュオはリーグの”最強”を驚かせられるだろうか?、他の選手の奮起でトリオ、カルテットのハーモニーが見られるだろうか?
主将としてプレーで引っ張る兒玉は「僕らは強いチームではない。だからどことやるではなく常に100%で試合をする。」と全力プレーを誓った。

■写真:4Q、兒玉のアタックが冴えた。

(香川:ウッドベリー 33得点11リバウンド5アシスト7ターンオーバー、コッツアー 16得点16リバウンド、兒玉 15得点4アシスト3スティール)
(東京Z:ケーシー 18得点8リバウンド5アシスト8ターンオーバー、仁平 14得点、紺野 11得点)

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