【ニュース】第52回日本女子ソフトボールリーグ4月13日に開幕。香川県勢の活躍に注目!(4月12日 その他)

4月11日、「第52回日本女子ソフトボールリーグ」(以下JSL)の開幕記者会見が愛知県名古屋市のメルパルク名古屋にて開催された。
大垣ミナモが2部へ降格、NECプラットフォームズが1部へと入れ替わった12チームが総当たり2回戦の22試合を戦う。この第52回は外国籍選手の投球制限が撤廃(昨季までは投げられる回数が決められていた)。今のJSLにはアメリカ他、オーストラリア、メキシコの代表候補が参戦しており、外国籍選手の出来次第では大躍進するチームが現れるかもしれない。
特に2020年東京オリンピックの前年となる今季は、成績がそのままオリンピック日本代表選手選考へ直結するため、どの選手にとってもケガや不調が許されない重要な大会となる。

4月13日、10時30分よりパロマ瑞穂野球場で行われる開幕節第1戦は、因縁深い昨季決勝の顔合わせ「トヨタ自動車 レッドテリアーズVSビックカメラ高崎 BEE QUEEN」。身長190㎝と文字通りアメリカの大エース、モニカ・アボット投手と、衰えぬ金メダルの剛球、上野由岐子投手の対戦が楽しみなカードだ。

そして、この檜舞台を恐らく踏むであろう香川県出身の選手がいる。ベテランから若手まで層の厚いビックカメラ高崎において、好球必打のスイングと勝負強さを兼ね備える、中西舞衣(なかにし・まい)選手だ。(ビックカメラ高崎選手紹介ページ)
昨季は規定打席へ到達し、打撃率.339で第9位、11打点は8位タイ。高松南高校を卒業して実業団へ、内野から外野へコンバートされて2年、着々と成績を伸ばしてきた。東京五輪へ、というには代表ベテラン外野手の壁は厚いが、ハツラツプレーでまずはチーム内のレギュラーを確実なものとしたい。

他にも香川県出身の選手は飛躍を目指している。
昨季初の地元・丸亀開催で好投を見せた日立サンディーバの泉花穂(いずみ・かほ/高松南高)投手は、切れる変化球をコーナーへ決めて、姉が引退した日立投手陣を支える。
Honda Revertaには2年目の捕手、末澤理穂子(すえざわ・りほこ/高松南高)。チーム最年少の19歳はまずは試合に出られるところまで生存競争に勝ち抜きたい。
そんな2人が所属する日立とHondaは4月13日開幕節、15:30(予)の第3試合で対戦。ひょっとすると開幕節からいきなり”高松南高先輩後輩対決”が見られるかもしれない。

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パロマ瑞穂野野球場は愛知県と遠いが、4月13日・14日に行われる開幕節を含め試合の様子は、日本女子ソフトボールリーグのウェブサイト(https://jsl-women.com/)でライブ中継され、アーカイブとしても見ることができる。

四国では、第3節愛媛大会5月11日(第1試合 日立サンディーバvsビックカメラ高崎BEE QUEEN、第2試合 伊予銀行VERTZvs豊田自動織機シャイニングベガ)、5月12日(第1試合 ビックカメラ高崎BEE QUEENvsトヨタ自動織機シャイニングベガ、第2試合 伊予銀行VERTZvs日立サンディーバ)松山市の坊っちゃんスタジアムで、第4節徳島大会5月18日(第1試合 トヨタ自動車レッドテリアーズvsSGホールディングスギャラクシースターズ、第2試合 NECプラットフォームズRed Falcons vsシオノギ製薬ポポンギャルズ)、5月19日(第1試合 NECプラットフォームズRed Falcons vsSGホールディングスギャラクシースターズ、第2試合 シオノギ製薬ポポンギャルズ vsトヨタ自動車レッドテリアーズ)に徳島市のJAバンク徳島スタジアム、と2節8試合が組まれている。

上野投手が「五輪へと期待されていることは重々承知の上。インパクトのある試合をたくさんできればいい。」と語る、注目度の高いアピール合戦とともに、香川県出身選手の動向にもぜひ注目してほしい。

(もはや説明不要の生ける伝説上野選手は握りこぶしも力強くカメラへアピール)

 

(昨季通算400安打達成。現役の2位とは150本以上の差がある山田恵里。こちらも衰え知らずの女性版イチローは最強打者であり続ける)

 

(記事:上溝 真司)

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