【ゲームレポート】魔の7分間、決勝への切符スルリ(3月21日 香川アイスフェローズ)

2014-15 ASIA LEAGUE J-ICE Play Off 準決勝

香川アイスフェローズ 5-6 神奈川県選抜
@新横浜スケートセンター 3月21日

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香川応援団の「あ~」というため息と、神奈川県の反撃に驚喜する声が新横浜スケートセンターに立て続けに木霊する。
香川アイスフェローズは、第3ピリオド9分35秒に3点目の失点をすると、16分35秒までの7分間に4失点。神奈川県選抜の地元の誇りを掛けたオフェンスに効果的な守りを組み立てることができなかった。
第3ピリオド残り1分半を切って、ゴールキーパーをに替えてプレイヤーを投入しての6人攻撃を試みたが香川に余力はなく、逆にペナルティから時間と有利なポジションを失ってしまった。
そして、ーーー試合終了。

惜しい、あまりに惜しい敗戦ではあった。
第1ピリオドわずか1分37秒に相手ディフェンスを置き去りにして決めた畑中選手のオープニングゴールに始まり、第3ピリオド途中まで常に先手先手で得点を挙げ、また体を張ったディフェンス、最後の砦金丸GKの奮闘も素晴らしかった。
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ただ、午前中に行われた群馬県選抜との試合で大苦戦を強いられ、延長まで戦った疲労は色濃かった。神奈川県選抜がペナルティを重ねていた第2ピリオドにおいてすでに足が止まりはじめ、ディフェンスへの戻りで遅れが散見。笛で試合が止まるたび膝に手を置く状況まで追い込まれた選手たちを見てプレーの拙さを問う気にはなれない。
ここから先は、シーズンを通したチームマネジメントや、大会戦略の領分。優勝を狙うには解決しないといけない問題は多い。

アイスフェローズは22日10時30分から、昨年に続いて3位・4位決定戦へ回ることが決まった。対戦相手は国体で対戦し、2-1のスコアで勝った長野県選抜だ。
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P  香川 - 神奈川
1P  1 - 1
2P  1 - 0
3P  3 - 5

合計   5 - 6

(香川:黒岩 2得点、畑中、今、大日向 1得点 )

(記事:上溝 真司)

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