【インタビュー】「とにかくリーグを盛り上げる存在になりたい。」2018-19B2開幕直前、衛藤HC、新加入ウッドベリーに直撃!(9月28日 香川ファイブアローズ)

いよいよ、明日2018-19シーズン、香川ファイブアローズの戦いが始まる。
けが人続出の波乱の船出ではあるが、今季の見どころを衛藤HC、新加入でアーリーカップ同様に活躍がチームの勝敗に直結するウッドベリー選手に聞いた。

◇衛藤晃平ヘッドコーチ

ー目標を。

順位や勝数といったところへ置いていません。というのは、選手たちがそこに囚われるのがいい方向へでなかったと感じているからで、単純にゲームに集中できるようにしたいと。目標をこことは伝えていない。試合で勝つことに飢えている選手が集まっているので、(選手たちも自分も今季は)自分との闘いのシーズンだと思います。

ーオフシーズンの成果は。

みんな体が大きくなっているし、昨季でしたいバスケットを掴んでくれたと思うんですね。そこに必要なスキルは少し磨けたと思う。アーリーカップではミスの数は減ったし、ファストブレイクも効率よく出せていたし、接触しても飛ばされて「痛い」とするんでなく、フィニッシュまで持っていけるようになってきているので。入る入らないはともかくとして、フィジカルの強さがでてきている。
去年のをベースとして考えて当たってきたら(僕らを)止められないと思います。それくらい日本人選手は伸びたと思います。

ーウッドベリー加入が端的な戦力アップ。

2年前に一緒にやっていて、そのよしみで来てくれたんですけれど、僕らは守りからファストブレイクへもっていきたい。石川はパスを飛ばせますし、大澤もタイプとしてはファストブレイクがいい選手。トランジションバスケットにウッドベリーがあっている。先頭切って体現してくれる選手です。
そして、レジー同様にマインドがチャンピオンです。それを若い子らに伝えてほしいし、(選手たちは)学んでほしい。

ー変えたことは

僕自身のやり方。(引き出しを増やすためにも)違うスタイルでやってみる必要性を感じていたし、それをしてもプラスに働くと思える選手の人間性だったので、コーチングの仕方を変えました。昨季はベースを作らないといけなかったので、やってはダメなことなんかかなり厳しく、勝つためには、プロとして何をやらなければならないかを言いました。
今季は言われたことをやるのではなく、チームの枠組みの中で、個人のエッセンスを出す。うちの試合、うちのスタイル、うちの勝ち方のなかで自分なりの持っているものを出してほしい。

ーフォワード系の選手でけが人が続出

正直悩みました。けど、簡単に補強するのではなく、スタイル、球団のキャラクターに合致するものでないと意味をなさない。(人数が足りないので)補強はします。

ーリーグ全体の展望を

完全に二極化しているのではと思います。上を目指すところとリーグの規定上赤字を出せないところ。すごく戦いにくいです。その中でも西は前者が多いと思っているので大変ではありますが、とにかくリーグを盛り上げる存在になりたい。昨季は西地区ではほぼ5割だったのに比べてオーバーカンファレンスでは全然勝てなかった。リーグを盛り上げる存在になるにはそこで勝つこと。それができれば十分に存在感がだせると思っています。

ーチームとしての戦い方

自信はあるけど不安もある、自信もないし不安もない。初めての感覚です。やるべきことをやり、結果どんなことになっても受け入れる覚悟がある状態という。(大変なシーズンを過ごした)選手が残ってくれて、(指導を)受け入れてくれて。その選手たちへの信頼からくる心境かもしれません。
初志貫徹ですね。今季にかける思いは、強い弱いというのではなくてしっかりしている。アップダウンにぶれることなく乗り越えてほしいし、(お客さんには)人が変わらなくてもバスケットは変わるんだというのを見てほしい。

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◇(新加入)テレンス・ウッドベリー選手

ー香川を選んだ理由は。

衛藤コーチとレジーが「こっちへきてくれよ。」といったので香川に決めました。二人(衛藤HCとは奈良時代、レジーとは浜松時代)とは以前にプレーしたことがあったので決めることは簡単でした。彼らがいたから一緒にプレーしたいと思っていた。

ー去年の香川をどう見ていた?

シュートミスが多くて、インサイドでレジーやほかの選手が頑張っていたが、アウトサイドの確率が悪いと思っていた。だからクロスゲームを落としているイメージ。

ー熊本で求められていたこと、香川で求められていること。

違いはない。熊本ではいろんなポジションでプレーすることを求められ、今季も同じ形になると思う。コーチは僕のプレーを知ってくれているから、やりやすい環境だね。

ーレジーは以前とどう変わった?

前よりすごくいいね。特に外のシュートがよくなった。ゴール近くでは前からよかったし、すごく一緒に試合に出るのが楽しいよ。

ー自分とチームに何を期待する?

離脱している選手は多いけれど、十分な練習はできている。僕もチームもシーズンへ向けて戦う準備はできている。

ーどこをみてほしいか

スコアラーとして得点を取るところを見てほしい。けが人の分もカバーする得点を挙げたいと思う。

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