【ニュース】ファイブアローズ、奈良から勝利。昨季の19勝へ並ぶ。(4月23日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B.LEAGUE2部 第29節2試合目
バンビシャス奈良 62-70 香川ファイブアローズ
@ならでんアリーナ 4月22日(日)
(記事:上溝真司)

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香川ファイブアローズは4月22日に行われた29節2試合目、バンビシャス奈良との試合で勝利をおさめて今季19勝目を挙げ、19勝41敗だった昨季へ5試合を残して並んだ。
西地区5位ファイブアローズと6位バンビシャス奈良との差は4ゲームで、次節以降ファイブアローズが1勝を挙げるか、奈良が1敗した時点で西地区の5位、6位が確定する。(同率の場合は直接対決で勝ち越しのファイブアローズが上位となるため)

西地区はすでに首位ライジングゼファー福岡、2位熊本までは確定し、3位広島4位愛媛が同率で並ぶ展開になった。
プレイオフ・ポッドをめぐる争いは中地区の激戦化で混とんとして来ている。東で秋田と西が決まったが、中地区で34勝21敗の茨城と名古屋が並ぶ。ワイルドカード争いは熊本が37勝18敗で一歩抜け出して昨季でられなかった雪辱を期すも、中地区の2位、東地区の2位である福島が34勝21敗でまだ射程圏内となっており、2枠を4チームで争う形となった。
大詰めのBリーグ、B1はもう大勢が決したがB2はまだまだ予断を許さない。

さて、ファイブアローズだが、この試合も高田はベンチから出ずでフォワードが苦しい台所だったが外国籍選手を中心に1Q、2Qと抜きつ抜かれつの接戦を展開。
3Q、21日は入らなかった3Pが決まって流れが変わる。立ち上がりに木村が決めたのを皮切りにレジーから外で待つ選手へパスが飛ぶ。インサイド偏重になっていた奈良ディフェンスを堀川が3Pで攻略。一度はおいつかれたが、最後に安部も3Pを重ねて、3Qは7本中4本3P成功。流れを掴んだ。

4Qは21日同様につかれが出始めた奈良主力を相手に5スティールを集中させて、攻撃を遮断。FG7本中2本にとどまったレジーを筆頭にシュートは6/19と低調だったが、奈良をそれ以下の4/14へ抑え込んで快勝した。

ただ、ディフェンスで合格点、勝ったといえど、攻撃面ではほめられた内容でないことは確か。
明らかにタフシチュエーションにあるレジーの強引な攻撃はフリーな周りが声をかけるべきであったろう。ピックに掛けることに成功して、フリーで3Pを打つなりドライブしてファウルを貰いに行けば広がるチャンスで、得点効率の悪いロング2Pを選択すべきでなかったのでは?と思われる場面もあった。
FGパーセンテージがリーグ最低なのは、これら説得力乏しい選択の積み重ねによるものだろう。4Qまでにあと2~3本、率でいえば5%多く決まっていればもっと楽な試合をできた。
フルシーズン主力格で戦ったことのある選手がほとんどおらず、未経験領域でのプレーとはいえ残り5試合、成長を証明する必要が選手たちにはあるはずだ。

安部は持ち味のスリーとディフェンスでハッスル。5本中4本をヒットさせて合計14得点でレジーと並ぶチームトップタイ。勢いを作った。クウソーは10得点11リバウンドでダブルダブル、筑波は連続10得点は2で止まったが7得点7リバウンドでまずまずの活躍だった。

次の試合は4月28日、29日に行われる東地区5位の青森ワッツ戦。そしてゴールデンウィーク中の中日、5月2日高松市総合体育館開催のライジングゼファー福岡との試合がホーム最終試合となる。

 

奈 良   香 川
15 1Q 15
18 2Q 20
18 3Q 19
11 4Q 16
62 合計 70

(香川:ウォーレン 14得点17リバウンド3アシスト、安部14得点、クウソー 10得点11リバウンド )

(奈良:寺下 15得点3アシスト、本多 14得点、小松 9得点3アシスト )

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