【プレビュー】4月21日・4月22日 B2リーグ第29節 バンビシャス奈良vs香川ファイブアローズ(4月21日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B2 LEAGUE 第29節
バンビシャス奈良 VS 香川ファイブアローズ
4月21日(土) 18時 ティップオフ
4月22日(日) 14時 ティップオフ
@ならでんアリーナ
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やっと連敗を脱出した香川ファイブアローズ。ようやく、勝てていた時期のバスケットができるようになり、残り試合は7とフィナーレが見えてきたなかだが、自分たちの価値を示す戦いはまだこれから。
今節対戦するのは西地区6位のバンビシャス奈良。2連勝することができれば5位が決まるだけに衛藤HCは「早く順位を確定させたい。」と昨季所属したチームへしっかり意趣返しをしたい様子。

ここまでの対戦成績は香川の3勝1敗とファイブアローズがリードしている。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

仙台戦は久しぶりにいいディフェンスで1勝1敗。
連敗を止めた2試合目に注意が行きがちだが、復調のわかりやすい指標は負けた1試合目の方が顕著だった。
リバウンドである。
この試合は68-75のスコアだったが、リバウンドの数では45-35と圧倒。その一番の特徴が、B2リバウンドランキング1位で2桁が当たり前のレジーが、9本しか取っていないこと。つまり、レジー以外でリバウンド数リーグ6位の仙台を上回るリバウンドを取っていたことになる。
チームで誰も手を抜くことなく、ディフェンスリバウンドを守り、オフェンスリバウンドへ飛び込めていた証拠だ。
ファイブアローズの強みはここにあり、ここが崩れない限り簡単な負け方にはならない。逆に連敗中はここがダメだったともいえる。

〇バンビシャス奈良はこんなチーム

2月にHCがプレイヤーでもある石橋へと交代となったが、広島のHC交代劇とは事情が異なる。
44歳の石橋は交代以前からそもそもほとんど出場しておらず、2月4日の試合を最後にアクティブ・ロスターからも外れている。ほぼHC専任と考えて問題ないため、広島の朝山のようにプレイタイムの出来・不出来が采配に左右されるようなことはない。
前任パブリセビッチHCが敷いたインサイドアタック中心の攻撃スタイルはそのままに、より「流れ」に対して積極的に身を任せる傾向が強くなり、相手次第でハイスコアゲームもロースコアゲームも自在。
基本的な勝ちパターンは先行逃げ切り。30歳越えのベテランが多い影響も見られ、最後まで競り合いながら走り切る展開にはあまり強くない。
センターのハミルトン、ネパウエは体の幅があり、ポストアップが強力。ハミルトンはアシストも多く、得点は少ないながらハーフコートオフェンスのキーマンだ。

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逆転5位を狙う奈良、5位を確定させたいファイブアローズの戦いは熾烈なものとなるだろう。
相手のペースに合わせた試合をする奈良なので、基本は香川ペースのハーフコートオフェンス・ディフェンス重視の展開が予想される。ペイントエリアでの優劣が如実に得点へ反映され、勝敗を決する形となるだろう。
ファイブアローズ側のキーマンとしては石川を挙げる。相手から「パスしかない選手」と見られ、軒並みパスコースを消されて外へ追いやられ、というのが最近のパターン。それを打ち破る、ゴールへ向かうプレーへ執着が見られた前節はいい傾向。もともと高身長、ショートパスの”捌き”が得意とインファイトにこそ適正がある。トリプルダブルとは言わないまでも、それぞれレベルアップされた完成形が見てみたい選手だ。

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