【プレビュー】12月16日・17日 B2リーグ第12節 香川ファイブアローズvs茨城ロボッツ(12月16日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B2 LEAGUE 第12節
香川ファイブアローズ VS 茨城ロボッツ
12月16日(土) 18時 ティップオフ
12月17日(日) 13時 ティップオフ
@高松市総合体育館

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小豆島開催となった先週のバンビシャス奈良戦は1勝1敗。
「最下位相手に何をやっているんだ!」というご意見もみられるが、スタッツで確認すれば、シュートアテンプトで14回(68-54)、フリースローアテンプトで16本(29-13)、ターンオーバーで10-17、リバウンドは同数と圧倒的に優勢なバスケットをしていたのはファイブアローズ。
「あの時フリースローを1本決めていれば!」という場面がないわけではなかったが、内容で圧倒されながらも3Pを含めたFG率が57%越えととんでもない集中力を見せた、奈良の連敗脱出へ向けた執念をほめるべきだろう。
バスケットの出来に深刻な問題が噴出していたわけでないので、ファイブアローズも次へ向けて自信をもって行けるだろう。

さて、今週は中地区の茨城ロボッツ戦。
現在9勝12敗、奈良に続いて連敗中(6連敗)のチームとの対戦となる。嫌な意味での「連敗ストッパー」は先週で十分。同一カードの連取で勝率4割以上へ復帰しておきたい。

 

〇香川ファイブアローズのここに注目!

PER30という指標がある。仮に主力級の選手として出場し、30分出たならどれくらいのスタッツを残せるか?という時間当たりの成果期待値、もっと言えばスタッツ効率を計るものだ。
例えば、1試合平均約29分出場し、平均20得点するレジー・ウォーレンだとPER30で20.8得点。1試合平均16.8分出場で平均11.7得点のモンテ・ブランドンだとPER30は20.8得点。一概に並べる意味はないながらも、少なくとも出場時の得点期待値では並ぶ、ということになる。
では、日本人選手で一番得点期待値が高いのは誰なのか?
なんと、出場時間では全選手中下から2番目の選手、地元香川県出身の安部瑞基である。78分出場の31得点はPER30で11.9、約12得点の期待値ということになる。実は昨年愛媛所属時もPER30では11得点と安部は「隠れた点取り屋」なのである。
しかし、内容をさらに詳しくみると、その出場時間が短い理由も見えてくる。
勝ち試合では4試合出場中2試合で得点、合計10得点。負け試合では出場5試合すべてで得点を挙げ、21得点(※出場2分に満たない3試合は計算外とする)。
現状は比較的ロープレッシャー下の出場が多くその条件では高い得点力があり、また、多く機会を貰っていた時期には勝利へつながる結果を出せなかった、ざっくりとまとめるとそういう結果となる。
ポイントになってくるのはアシスト0という数字。オフェンス時にコーナーを任されるポジションである以上パス回しには参加しなければならないはずで、78分で0というのはPER30の考え方でいえば、少なくとも2試合半はアシストが期待できない。これはチームオフェンスのなかで機能しているとは言えない。
安部は、まだ若くライジングスターとなりうる素質がある。一方で、その高い得点感覚を試合で披露する為には越えなければならない壁がある。

〇茨城ロボッツはこんなチーム

昨季はとっかえひっかえ多くの選手をプレーさせながらもチームのプロリーグ参入初となる勝率5割超えと奮闘を見せた。が、ここまで9勝12敗となっているのは、連勝連敗の出入りの激しい試合をしているから。2試合1節がここまで10回20試合あったわけだが、連勝3回、連敗が5回、1勝1敗が2回の成績。
「1試合目で勝てば調子に乗って勝つし、1試合目負ければ修正が効果的に決まらずに連敗。」流れ、というものに非常に左右されやすい部分がある、と言えそうだ。
昨季ゴール下で、3Pラインで厄介な存在であったセンタープレイヤーのリック・リカートは出場時間と成績を落としており、絶対的エースではなくなっている。
平均10得点以上を挙げている平尾充庸、眞庭城聖がキーマンではあるが、平尾はアシスト、スティールの数字がエースガードとしては不満だし、眞庭はフォワードにしてはリバウンドが少ない。ベンチメンバーを含めた平均点の高さはスタッツからも感じるが、とびぬけたプレイヤーがおらず、成績と選手の印象が良くも悪くも一致するチームとなっている。

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昨季12月末の対戦も1勝1敗としており、戦力比較、相性でファイブアローズが劣るとは思わない。となれば、茨城のパーソナリティ上、第1試合の結果次第でどちらかが連勝する可能性が高いと言えそうだ。
キーになってくるのはベンチメンバーの出来。実績・経験のある選手がベンチにも控える茨城に対し、ファイブアローズベンチは勢いはあるが、モメンタムをプラス方向へゆり動かすほどの影響力は少ない。
スタメンでアドバンテージを作り、ベンチメンバ―が茨城にモメンタムを渡すことなく上手に時間を消費することがファイブアローズ勝利の条件になる。

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