【インタビュー】2/24にこだわれ~香川ファイブアローズHC、主将インタビュー(11月18日 香川ファイブアローズ)

2017-18シーズンはすでに15試合を消化、1/4の序盤戦が終わり、中盤戦に突入する。
同地区との対戦も一回りし、香川ファイブアローズは5勝10敗。5つの負け越しながら、前年の3勝12敗からは改善し強豪と目される福島、名古屋から勝利し、昨季1勝しかできなかった広島からも勝ち星を挙げ、最下位鹿児島からしか勝利できていなかった昨季を考えれば格段の進歩をとげてはいる。だが、ポテンシャルはこんなものではないはずだ。
一旦戦列を離れたニュースター筑波も復帰が見え、逆襲へまずは今週2勝13敗の岩手戦。キーとなるのは24秒計の最後2秒だ。

 

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◆衛藤晃平ヘッドコーチインタビュー

ーシーズン1/4が終わりました。5勝10敗の成績は?

正直にいえば、出来でいえば赤点までいかないけれども、というところ。まだまだこれからのチームですね。

ー新戦力の台頭は大きかった?

筑波とかに関しては予想以上に頑張ってくれたと思っていますよ。アクシデントで抜けてしまっていますけれど、来月ぐらいには戻ってきますし。ガードという意味では、石川が予想外に頑張ってくれている。ディフェンスは独特の嗅覚があるし、現状クウソーのプレーと一番うまくマッチしているガードは石川です。もっともっと頑張ってもらいたいですけれどもね。

ーではチームとしての15試合を振り返ると。

チームディフェンスという部分ではある程度形になってきているなと思っていますし、負けた原因がはっきりしているので。福岡と熊本は完敗です。予想通りに、そして予想以上に個人としての差もあったし、チームとしての完成度の差もあったし。そこはしんどいいところがあった。でもね、後の試合に関しては、たらればは言いたくないので言わないですけれど、(まけた)原因ははっきりしています。チームの方向性は整ってきているのかなと。

ー西地区のライバルを見て。

福岡ともそうですし、愛媛とも、福岡ともそうですが、1戦目から厳しいプレッシャーとぶち当たったときにどうなるか、というところ。再確認させられました。

ー課題が見えた?

前節福岡戦なんか一番顕著だったですけれど22秒間ディフェンス頑張っていて、残り2秒で決められる。ワイドオープン作っているのに決められないからファストブレイクにもっていかれてるし。詰めの甘さを改善しないと。そこができていないから、一番の課題は弱点をさらすようで嫌ですけれど、フィニッシュしきれない。詰められない。

ー端的に

球際。デュエルの強さ、意志の強さ。それがないからターンオーバーをするし、ファストブレイクを走られるし。プロとアマの違いは執着心。執着心が絶対に必要で球際の1本を取れるか取れないか、そこがもっと出てこないとね。
残り2秒も(プレーの)終わりを勝手に決めて終わらせてますよね。

ー昨年からのメンバーの出場時間が伸びない。

頑張らなければならない、ファンからの声に応えてもらわないと。僕は数字を重視するんですが、ターンオーバーの多さと、シュートアテンプトに対して率が悪いところ。データで示して伝えて、課題は示してます。
変わるのか、どうするのか。彼らが居たからこのチームがある。だから、そのことを彼ら自身が受け止めてステップアップしないと。

ー岩手との試合、どう取り組むか?

やりづらい。相手の外国人がでるかどうかがまだわからないのと。もし、出てきたときにスカウティング資料がない。完成度の差をスカウティングで補ってきているチームなので、それができないやりづらさがある。
ただね、岩手どうのこうのというより、ここまでってところでうちのチームが修正しなければいけない部分があるので、そこを大事にしながら勝ち切りたいなと思います。

選手たちはここまで一生懸命取り組んできてくれた、よくついてきてくれていると思います。クウソーと石川のコンビとか手数も増えてきてます。足りないところをどう補ってステップアップするか?でこれからの成績が決まってくるんです。選手たちが一生懸命なのはわかるからどうにかしたいですよね。

 

 

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◆大澤歩主将インタビュー

ー福岡戦は完敗?

チカラの差が、キャリアがある人たちっていうのは、映像で見て何が上手いというのでなくて、駆け引きだったり、プレッシャーのかけ方だったり、間合いだったり。(その選手が加わって)チームとしての完成度が上がる。どこで仕掛けるのか?というところが正直14勝1敗のチームだなというのを感じました。あと福岡と4試合やるので、この2試合が無駄じゃなかったと思ってもらうためにも、あとをどう戦っていくかがすごく大事だと思います。そのためにも、これからの試合が1試合1試合大事。
うーん、やっぱり自分たちがやりたいことをさせてもらえなかった。悪い流れになったときの1本、その差があった。

ー1/4の評価を。

まだ1/4と思えば取り返しがつく。5割まで5試合。ここで自分たちが変われれば、また次のステップにいけるのかなと思います。相手がどうこうじゃなくて、15試合やってきての課題をしっかりこなせるかどうか?チームとして、個人として。

ーかけているのは?

ディフェンスからしっかりやっていく。3試合80点オーバーの試合をされてしまっているのでディフェンスのチームなので、ディフェンスから見直して、ディフェンスリバウンド、ルーズボールをしっかりとっていけたら戦えると思っています。

ー4Qで強さをだせない。

正直厳しいところはあります。勝てる試合はあった。フリースロー1本だったり、ディフェンス1本止められていればという試合はその10敗の中にあった、その取りこぼしは自分たちの弱さ。伸びしろだととらえて、まだ取り返しがつく10敗じゃないかと思うので、そう思ってやっていかないと。

ー何から変えていけばいい?課題は?

シュートの確率の悪さだったり、しなくていいターンオーバーだったり。チーム全体として、ネガティブなミスがある。狙いのパスを相手に触られたり、チャレンジした結果じゃなくて、トラベリングだったり、追い込まれての苦し紛れのパスを狙われたり、といったのがよくない。雰囲気がわるくなってしまう。

ーフリースローでいえば、外国籍の選手が多く、また外している印象

フリースローを決めるって言っても、普通にやっていたら入る。負の連鎖が続いてしまっているから入れられない。今、外国人選手がたくさんフリースローを貰っているんですけれど、それはアタックしてゴール下でいるからもらえている、ということ。
日本人のアテンプトが多いとはいえない。日本人がもっと頑張ってフリースローを貰うような動きができていればチームとしてもっとよくなっていける。

ー勝つために。

残り2秒でリバウンドを取られて決められるというのは、チームとして満足しちゃう。それじゃ勝ててない。それを学んでこれから、ということ。断ち切れるチームというのは24秒1秒たりとも抜いていないですし、僕らには、気を抜いているわけじゃないんですけれど、他を見てしまったり、自分のやるべきことに集中できていない瞬間がある。練習の中から変えていかなきゃいけないです。

ー選手大澤としての残り3/4

試合にも出させて頂いているので、結果、スタッツは意識していきたい。得点は10点を取っていきたいですし、リバウンドは3本、メインで出させてもらっている以上はそれくらいは出さなければ、と思います。アシストではベスト10にはいるところまでさせてもらっているし、こだわりたい数字。
キャプテンとしての部分も勝負所でチームをまとめられる、精神的な部分で貢献していきたいです。

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