【ゲームレポート】ガイナーズ、第1戦落とすも原田の奮投と最終回集中打で1勝1敗タイでホームへ!(9月25日 香川オリーブガイナーズ)

四国アイランドリーグplus2017チャンピオンシップ 第1
徳島インディゴソックス8-1香川オリーブガイナーズ
JAバンク徳島スタジアム 9月23日(土)
四国アイランドリーグplus2017チャンピオンシップ 第2戦
徳島インディゴソックス1-3香川オリーブガイナーズ
@JAバンク徳島スタジアム 9月24日(日)

(9回表香川オリーブガイナーズ・決勝ホームを踏んだ主将・小牧 泰士が咆哮)

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香川オリーブガイナーズは9月23日(土)・24日(日)の両日は6度目の四国アイランドリーグplus総合優勝をかけて、過去2011年・2013年と苦杯を舐めている徳島インディゴソックスのホーム・徳島県徳島市のJAバンク徳島スタジアムに乗り込み、3戦先勝方式となるチャンピオンシップ第1戦・第2戦に臨んだ。

第1戦、ガイナーズ先発は石田哲也。今季は中継ぎ、抑えに先発と後期優勝に大きく貢献した189センチ右腕である。

しかし、女房役の三好一生が「ボール自体は2ストライクからの決め球が甘くなった」と振り返ったように、1回裏二死から崩れてしまう。徳島インディゴソックス3番のジェフンに左前打と二盗を許すと、4番小林義弘に左前安打を浴びて先制点を献上。さらに死球後、6番・生田雄也、7番・三國和磨にも連続タイムリーを喫して計3失点。ドラフト会議で指名が確実視される徳島先発の最速152キロ右腕・伊藤翔にこれ以上ない援護点を与えてしまった。

一方、「3ボールになってもよく腕が振れていた」(徳島・養父鐡監督)伊藤翔の前に4回まで無安打と苦心。伊藤翔の球数も6回まで64球と完全に主導権を握られてしまった。

そんなガイナーズに待望のチャンピオンシップ初得点が生まれたのは0対7とされた7回表。二死から右打席に入った5番・三好が3ボール1ストライクから「完全に張っていた」真ん中外よりのストレートを一閃。打球はあっという間にレフトスタンド芝生席に飛び込み1点を返す。

試合は結局、伊藤翔の2安打8奪三振完投により1対8で敗れ、ガイナーズは徳島に先勝を許す形にはなかったが、香川ラウンドの第3戦以降でも先発が濃厚な宿敵・伊藤翔に三好が浴びせた一太刀は、チャンピオンシップの行方を占う意味でも大きな布石となるだろう。

第1戦後、「今日は四球絡みが両者を分けたし、ウチはゲームメイクができなかった。」と振り返った西田監督は「明日(第2戦)は先発の原田にできるだけ投げてもらって、ライアン(・リチャードソン)、浜田とつないでいきたい。」と反撃のシナリオを描いていた。

気持ちを切り替えて挑んだ9月24日(日)のチャンピオンシップ第2戦。先発は徳島が後期急成長の大藏彰人、対するガイナーズは今季絶対的エースとして21試合に登板し8勝4敗の115回を投げ奪三振110で奪三振王の投手タイトルを獲得している、原田宥希にすべてを託した。

原田は「何が何でも勝つ」の座右の銘を体現し、ベンチの期待に見事応える。4回表までパーフェクト投球の徳島・大藏に対し5回まで毎回ランナーを背負う状況にあっても粘り強く投げ、失点は5回裏一死三塁から1番・橋本球史に打たれた中前適時打のみ。6回裏からの3イニングスは徳島・養父鐡監督が「厄介なボールだった」と振り返ったツーシームや、ストレートがよくコースに決まり、併殺1個を含む9人無安打で片づけた。

これに対し打線も中盤以降奮起した。5回表には一死から「都市対抗予選と同じような気持ちで戦っている」キャプテンの6番・小牧泰士が中前打で出塁すると、この日は7番・指名打者の三好が「昨日はストレートをホームランしたので、相手バッテリーは変化球で来ると思っていた」狙い通り、大藏のスライダーを三塁線へと引っ張る先制二塁打。

そして1対1で迎えた土壇場の9回表には、小牧の二塁打、三好のマルチヒットで作った一死一・三塁から途中出場の井戸川祐太が大藏のインコース高めから落ちるフォークを「なんでも振っていく」気持ちを持ってバットの先に当て、前進守備のセカンド後ろに落とす執念の決勝打。さらに二死二・三塁から今季途中に愛媛マンダリンパイレーツから移籍した9番・吉田圭志も徳島2番手の相澤健勝から一塁横を強烈に抜く右前適時打で3点目を奪い、試合を決めた。

最終回は浜田が登板。左腕から力強いストレートで攻め、最後は小牧のファインプレーも飛び出し3対1でガイナーズが勝利。西田監督も「これがウチの勝ちパターン」と、第3戦目以降につながる試合内容を喜んだ。

 1勝1敗のタイでホームに帰ることとなったガイナーズ。9月30日(土)・10月1日(日)、10月2日(月)にはレクザムスタジアム、四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀、レクザムスタジアムの順でいずれも18時30分から「四国アイランドリーグplus2017チャンピオンシップ」第3戦目以降が行われる。

 

 

 香川OGVS徳島IS  四国アイランドリーグplus2017チャンピオンシップ 第1戦 香川 0勝1敗0分
 
香川OG
徳島IS

勝投手:伊藤翔(徳島IS) 1勝

負投手:石田(香川OG) 1敗

本塁打:三好1号(香川OG)

 

香川OGVS徳島IS  四国アイランドリーグplus2017チャンピオンシップ 第2戦 香川 1勝1敗0分
 
香川OG
徳島IS

勝投手:原田(香川OG) 1勝

セーブ:浜田(香川OG) 1S

負投手:大藏(徳島IS) 1敗

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