【ゲームレポート】2017明治安田生命J2リーグ第23節 カマタマーレ讃岐vsレノファ山口FC マッチレビュー(7月15日 カマタマーレ讃岐)

2017年7月15日(土)明治安田生命J2リーグ第23
カマタマーレ讃岐1-3(前半1-2)レノファ山口
得点:前半12分:武田 有祐(讃岐)、前半21分:前(山口)、前半47分:渡辺(山口)、後半8分:宮城(山口)
Pikaraスタジアム 1803K.O
天候:晴 、無風、気温31.3、湿度60% ピッチ:全面良芝、乾燥
試合時間:90
主審:上田 益也 観衆:3,707
(記事:寺下 友徳)

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(写真:試合終了後、挨拶前にメインスタンドを見つめるカマタマーレ讃岐の選手たち)

2017明治安田生命J2リーグ第23節。ここまで2勝7分13敗・勝ち点13。得点22・失点36。前節はジェフユナイテッド市原・千葉とのアウェイ戦で悔し逆転負けを喫し、22チーム中21位と再びJ3降格圏内に落ちたカマタマーレ讃岐は、ホーム・Pikaraスタジアムで、過去対戦成績0勝0分3敗ながら、J2残留のためには絶対に負けられない20位・レノファ山口FCと対戦した。

試合は両チームサポーターの声援に後押しされ、前半から激しい試合に。その中で先制したのはカマタマーレ讃岐であった。前半12分、味方ゴール前のCKからカウンターに移行。最後は左SB高木 和正からサイドチェンジも含めたミドルパスを受けたMF渡邉 大剛が左足で上げたエンゼルクロスに走りこんでいたCB武田 有祐がダイビング気味のヘッドを決めて先制。カウンター攻撃の大原則である守備から攻撃への素早い切り替え、ポジションにこだわらずゴール前へ殺到する姿勢。カマタマーレ讃岐に今、必要な要素が備わった素晴らしい得点であった。

しかし、いい時間帯は長くは続かない。前半21分にはゴール正面のFKからレノファ山口・前に豪快なミドルを決められると、前半ラストプレーの相手CKでは、最も警戒しなければならない選手の一人DF渡辺 広大にマークを簡単に外され再び失点。カマタマーレ讃岐は対レノファ山口戦初得点の余韻も冷める1対2で前半を折り返した。

後半、同点・逆転を狙わなければ活路が開けないカマタマーレ讃岐であったが、レノファ山口の5バックを保ちつつ、ラインを高くする巧妙な戦術に、全くパスコースを見出せず。逆に後半8分、またしてもCKのこぼれ球をDF宮城 雅史に押し込まれたカマタマーレ讃岐は、1対3でレノファ山口に完敗。J2残留のための最低条件、20位以上すら遠く霞む5連敗となった。

試合後の記者会見で「本当に責任を感じている」と第一声を発した北野 誠監督。選手たちの現状を問われた際も「指導しているのは僕。僕の責任だと思う」と繰り返し語った。

これで2017明治安田生命J2リーグ23試合を2勝7分14敗。13得点39失点・暫定21位で同勝ち点の22位・ザスパクサツ群馬の結果を待つことになったカマタマーレ讃岐。次節は、7月22日(土)18時30分キックオフ・東京都調布市の味の素スタジアムで前回対戦でスコアレスドローに終わっている東京ヴェルディと対戦。そしてPikaraスタジアムでの次回ホームゲームは第25節・7月29日(土)・18時キックオフ。前回対戦では1対2と敗れている大分トリニータと対戦する。

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