【プレビュー】2月20日、2月21日 バンビシャス奈良VS高松ファイブアローズ ここに注目!(2月19日 高松ファイブアローズ)

ターキッシュエアラインズbjリーグ2015-2016 Regular season 第19節
バンビシャス奈良VS高松ファイブアローズ
2月20日(土) 18時ティップオフ
月21日(日) 14時ティップオフ
@橿原公苑第一体育館

4SPOロゴcs3

福岡戦、島根戦と続いたホーム4連戦を勝てずに、2016年最初の勝利が遠い高松ファイブアローズ。ディフェンスが整備され、でたとこ勝負だった試合は島根戦でより具体的な戦術が見られるようになってきた。
ミッションは勝つこと。スタミナ、コミュニケーション、ミスを減らす工夫、出てきた問題点を克服し先へ進みたい。

今週の対戦はバンビシャス奈良。現在11位の高松にとって9位の奈良は必ず勝たねばならない相手。前半戦10月31日、11月1日の対戦での2連敗はチームがうまくいっていない象徴のような試合でもあった。リベンジなるか?

〇高松のここに注目!
相手のスカウティングに応じたディフェンスの選択と集中、これが島根戦では見られるようになった。守備から試合を作って、締まった試合を遂行するのだというプラン通り戦えるかどうか?これは前提条件だが、まだ40分間維持できたといえる試合はなく、油断できない。
この対戦も厳しいものが予想される。
先週の島根戦で、31分、37分と日本人トップの出場時間だった高田。経験に裏打ちされた対応力や成功率の高いミドルシュート、もちろん日本人とのマッチアップではほぼサイズで勝てるというところは大いにチームに貢献したが、古傷持ちのベテランであることを思えば休ませながら、勝負所での活躍を望みたい。
奈良とのマッチアップであれば、日本人でサイズ的に苦しいとなるほどの相手は少ない。奮起を期待したいのは出場時間が減っている地元の星、山下。攻撃面でドライブの成功率が落ちているのは、攻撃のバリエーションが少なく、相手に読まれているから。3Pが32パーセントとシュート力はまずまずなので、ここはミドルシュートに活路を見出したい。

〇バンビシャス奈良というチーム
守備からゲームを作るチームで、勝つためにはロースコアが主戦場というのは今の高松と同じ。日本人はよく足が動き、仕掛けるディフェンスをしてくる。
新潟所属時は圧倒的なオフェンス力を見せていたチャールズ・ヒンクルが攻撃の中心。
ただし、今はそれほどの爆発力はない。セットオフェンスがうまくいかないときのヒンクル頼みという部分があり、タフショットが増え成功率が落ちている。
攻撃の半分以上は3Pシュートになるので、それをどれだけ落とさせることができるか?が守備のポイント。
日本人ではスピードスター鈴木達也と高松のカツオ鈴木のマッチアップは見逃せないとして、もう一人、寺下太基を挙げる。
この選手は日本人では高いシュート成功率(2P50パーセント、3P43パーセント)を誇るフォワード。そのワケはチームオフェンス内での確実なシュートセレクションをする選手のため。この選手が目立っているかどうかは、ディフェンスが機能しているかどうかのバロメーターでもある。

奈良の特徴は、シュート成功率が高いことだ。チーム全体で2P52パーセントというのはリーグトップクラス。高松とは9パーセント(43パーセント)の開きがある。
しっかりとセットオフェンスをするチームなので何度も言うがディフェンスがカギになる。
もう一つ特徴を挙げるなら、勝負弱さ。10点差以内の決着は3勝12敗で、奈良がこの順位にいるのはそれが原因。4Qまでゲームがもつれれば高松にチャンスがやってくる。

(記事:上溝 真司)

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