【ゲームレポート】アローズ肉薄も5連敗。青森ワッツの引き立て役に。(12月7日高松ファイブアローズ)
ターキッシュエアラインズbjリーグ2015-2016 Regular season 第9節2試合
高松ファイブアローズ85-87青森ワッツ
@観音寺市立体育館 12月6日(日)
歓声と悲鳴が交錯した。スコアは、高松85-87青森。残り時間は試合終了まで1.2秒。
ケントからボールを受けたジャービス・ウィリアムズ。
青森の選手、下山、山口と二人のディフェンスをかいくぐり直ぐさま3ポイントシュートを放った。
ブザーが鳴る中、ボールはリングをくぐり……勝利か!?
しかし、無情にも、主審のノーカウントのアクションと笛が鳴らされた。ボールがシュートを放つ手から離れた時点、僅かでも時間が残っていなければならないが、0のブザーの瞬間ウィリアムズの手の中にボールが未だ残ってしまっていた。
それでも、昨日の試合とはうって変わって今日のような試合に持ち込めたのは、ジェイことジャービス・ウィリアムズの奮闘が大きかった。ウィリアムズのシーズン・ハイの30得点15リバウンドとダブルダブルを達成。特に、オフェンスリバウンドだけで、8本と攻撃時に精力的にボールを確保し得点に繋げた。「ジェイがリバウンドでもすごいハッスルしてくれて、それは僕らにとってとても大きいことだった。」と菊池。

また、ディフェンススペシャリストでもある、米澤の早期復帰がチームのギアをあげた要因のひとつだ。彼のもつディフェンス能力、闘志、ゲームセンス、チーム内での気配りは、やはり今シーズンも勝負の鍵となる。
そして、この日の試合、前半主役は菊池。チームを鼓舞するスリーポイントシュートは確実にチームに「スイッチ」を入れた。
昨日のプレイタイムとはうって変わって起用された鈴木も、ボーラーとしての意地を感じさせるような突破、ウィリアムズとの早い展開からのアリウープ・ダンクのコンビネーションもみられた。
この連敗中のゲームの中では、相手チームに対しても競争力のある試合だった。
しかし、勝利を収めることが出来たわけでは無く、今後のチームの展望において決して喜んで良い試合とは言えない。
本来であれば、今シーズン東地区9位と波に乗り切れていない青森ワッツから最低限、このホームで1勝は上げておきたかった。
12月はイースタンとウェスタンが戦うオーバーカンファレンス。普段対戦しないチーム同士が対戦するこのカードは、戦略性が低く、選手の能力差に勝敗が左右されやすい。個々のその日の調子やチームのモチベーションといった要素が大きくなる。
高松ファイブアローズはこの敗戦により、10月17日の広島ライトニング戦からの7連敗の後、楯のゲームウィナーでなんとかライジング福岡から1勝あげたゲーム後、さらに5連敗を喫する厳しい結果となった。(この日の試合を終え、5勝13敗。西地区の9位)
今チームに欠けている「意思疎通」「信頼関係」の部分は根深く、簡単に解決できる問題ではない。
それでもバスケットをし、戦い、前進させていかなければならない。チームやブースター、係わる全ての人々が目標に向かってひとつになることがプロスポーツの一番の魅力であり、柱であると思う人は少なくないだろう。
次戦は前田顕蔵、前高松ファイブアローズヘッドコーチがアシスタントを務めるイーストの強豪、秋田ノーザンハピネッツとの秋田県大館市でのアウェイゲームとなる。
今回、ポール・ウィリアムスの在籍する青森ワッツとの対戦だったが、次戦の昨シーズンヘッドコーチ在籍チームとの対決は、更に思い入れのあるゲームとなるに違いない。
そして、現在9位の高松だが、10位の大分・愛媛ヒートデビルズも勝利差なしで背後に迫っており、連敗中のチームそしてプレイオフ争いの部分でも予断を許さない状況が続いていく。

○伊藤コーチ:
パッシングゲームをしっかりしたいということがひとつ。
純粋にひとりひとりの長所を活かしたバスケットをしようということで、今日は試合に入りました。その結果が80点につながった。
毎クオーター20点とっていこうという目標がひとつ鍵になっていまして、3クオーターだけ16点ということだったので、3クオーターの入り方を変えられればというところ。あとは、翼が入ってきたことが、このチームにとってディフェンスにも機動力に大きな影響を与えているのをすごく感じてやっていました。
あとはジェイの躍動していた。素晴らしいプレイがもっとだせるように。チームとして80点代を取れたことは良かったかと思っています。来週に繋げられるようにやっていきます。
○米澤翼:

最後の場面が重要視されているように感じますが、その前の3クオーターや前半の積み重ねが最後の結果に繋がったのかなと。選手は選手で今日は違う気持ちで臨むんだということを多分、誰が見てても思っていたと思うので、勝ちきれなかったのは、未だ未だ僕たちに力が無かったということだと思います。
一回入り出した相手の3ポイントが修正するべきポイントがちょっと遅かったのかなと。4クオーターの終盤でもいいところでも3ポイントをやられているので。あと、3ポイントだけにディフェンスが重視しちゃって、相手センターに真ん中切られてレイアップ入れられてということが結構あったので。
外国籍選手がリバウンドに飛ぶから、その分帰ってくるのも遅くなる。そこを日本人がバックアップして気を遣ってディフェンスできるようになる。そういうチームディフェンスがもうちょっと出来ればよかったのかなと思います。
気持ちの面で選手が変わると、ここまでの試合が出来るんだというのは、分かったので。
すこし元気のない選手がいたら声かけする。そういうところがチームプレイだと思うので。(全員が)自分の周りに気を配れるように。
良いゲームしていって、ブースターさんに喜んで頂けるように僕たちは頑張るだけですね。
○ジャービス・ウィリアムズ:
全体を通して競争心をもって一試合通じて戦えたという風に思います。昨日23点差という試合だったかですが、そこから気持ちを切り替えて戦う姿勢を見せれたのはよかったと思いますし、これを今シーズンこれからの試合もつづけていかないといけないと思います。
リバウンドの際に相手のマークマンが自分から目を離している時がよくあって、ゴールに飛び込めるチャンスがあったので、自分の身体能力、ジャンプ力であったりスピードを今日は活かすことが出来たと思います。
今日はゴールに向かってアタック出来たという所も、今日パスを回せたことで、自分が攻めていけるようなコース、レーンが作れたので、自分の強みをしっかり活かせたと思います。
ちょっとずつ日本でのプレイに慣れてきている部分があります。自分もしっかりリズムをもってやっていくこと、自分の爆発力をどういうタイミングでつかうかといったところを続けていきたいです。
最後のショットがほんの少し遅れてしまったのが残念でしたが、入ることを狙って打ち続けていかなくてはいけません。この試合から多くのことをこのチームは学ぶことが出来ました。ここから次に繋げていなくてはいけない。
| 高松 | TEAM | 青森 |
| 21 | 1Q |
22 |
| 25 | 2Q | 19 |
| 16 | 3Q | 21 |
| 23 | 4Q | 25 |
| 85 | 合計 | 87 |
(高松:ウィリアムズ 30得点 15リバウンド、菊池 15得点 3ポイント成功率 5/9、ケント 14得点 6リバウンド )
(青森:マーリー 17得点、ペリー 16得点 10リバウンド、ポール・ウィリアムス 12得点 9リバウンド )
※スタッツリーダーは速報による
(記事:大津将平 )


2戦目は
選手全員がチームプレイを意識し
攻守ともに足を使ったバスケをしてたと思います
今までの中で1番というほどパスがよく回って、ハイ・ロープレイが出来てたと思いました。
敗因は3Pをフリーで打たせ過ぎてたこととコーチの采配ミスやと思います
この試合の展開を継続することが大事であり絶対である
昨日は選手に拍手を送りたいです
逆にコーチと監督にはブーイングとバッシングしたいです
アローズ選手楽しい試合ありがとうございました
第2戦は勝たなければいけない試合でした。アローズ大好きさんの指摘もあった采配ミスの具体的は以下の二つでしょうね。
まず、前半調子の良かった菊池選手を引っ張り過ぎたこと。高田選手や山下選手をもっと起用してタイムシェアすべきでしょう。もう一つは、最後青森のフリースローが決まった時にタイムアウトを取れなかったこと。
20秒タイムアウトがなくなって、タイムアウト戦略がとても難しくなっています。
しかし、あそこはタイムアウトを残しておくべきでした。