【プレビュー】4月7日・4月8日 B2リーグ第27節 香川ファイブアローズvs山形ワイヴァンズ(4月6日 香川ファイブアローズ)

2017-18 B2 LEAGUE 第27節
香川ファイブアローズ VS 山形ワイヴァンズ
4月7日(土) 18時 ティップオフ
4月8日(日) 13時 ティップオフ
@高松市総合体育館
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8連敗、1つ勝って6連敗と流れがとても悪いファイブアローズ。
上位勢との対戦が続いたとはいえ、ここまで勝てないのはもちろん原因がある。
シーズン終盤となって体調十全の選手はほとんどいないが、ファイブアローズ特有の問題ではなくほかのチームも似たようなもの。残りは11試合、やり抜くしかない。

今週対戦するのは山形ワイヴァンズ。東地区3位ながら、20勝29敗と9個の負け越し。ゲーム差にしてファイブアローズと3ゲームしかない。何かきっかけが欲しいファイブアローズにとって、格好の相手だ。

〇香川ファイブアローズのここに注目!

負けている試合をリプレイしていくとこの勝てていない15試合の特徴ははっきりしている。
ハーフタイムをいい形で迎えられていないということだ。特にリードを許して折り返すことが非常に多い。得失点差を見れば、本来であれば勝ちを拾いたかった信州戦では-6と-4、東京Z戦では-9と-8。後半はいいゲームをできていることを考えればこのビハインドは惜しい。
得点が取れていないこともさることながら、守備面での問題もある。この期間、度々主将の大澤らからも聞かれた言葉ではあるが、オフェンスリバウンドを許しすぎている。攻撃にはやるあまり、まだリバウンドのすう勢が決まる前に相手陣へ向けて走り始め、広く空いたミドル・ロングレンジのリバウンドを拾われる。守備の枚数が少ないからオフェンスリバウンド&ゴールを簡単に許してしまう。NBAでも強いチームは例外なくガードまでディフェンスリバウンドへの意識は高い。
よって立つファイブアローズの”強み”、リバウンドの立て直しこそ急務だと見る。

〇熊山形ワイヴァンズはこんなチーム

奈良戦を2勝2敗としているところから見ても力は高くない。ヘッドコーチとしては”1年生”の小関ライアン雄大を据え、アシスタントコーチも2年目の石川と経験不足。
10点差以上をつけられての負けが13。接戦に持ち込むまでのところで苦労しているのはこの指導陣の経験のなさによるところも大きいと感じられ、苦戦も止む無しとみる。
スタメンと非スタメンの落差が大きく、外国籍選手依存度が高いのが特徴。マクシェパード、クリークモアはビッグマンながら3Pを1試合3本以上は打つ。契約間がないオリビエはインサイドのみでリバウンド力が高い。ただし、奈良戦2試合目を欠場しており、なにがしかの問題を抱えていそうだ。

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日本人選手のプレーでは山形がやや上、外国籍選手のリバウンドを含めたインサイド力でファイブアローズが上。ガードのシュート力と展開力で山形が上、フォワードの突破力ならファイブアローズ。持ち味を発揮できた方が優位に試合を進めるだろう。
ファイブアローズは何としても先行して試合の主導権を取りたい。そのためにも、ディフェンスリバウンドが取れるかどうか。ロングリバウンド、ルーズボールへの第1歩が試合開始直後から相手よりも出ているかどうか、が連敗脱出への最初の関門だ。

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